基礎の打設後を見に行きました。
事務所から近いこともあり、地盤改良・配筋・打設と工程ごとに現場で見てきました。
実際の配筋を見ると鉄筋間隔が思ったより余裕がなく、
フーチングの部分は、梁の鉄筋と柱脚の鉄筋で隙間なく配筋されていました。
設計図では鉄筋の納まりまで考慮していなかったので、
心がけて設計していきたいと思いました。
基礎梁のスパンが大きいため、間に基礎で支点をつくりスパンをわけていました。
本来なら、15mも飛ばすと配筋が多く太くなってしまいますが、
間に入れることで鉄筋量を抑えているようです。
構造的にも経済的にも考えられた設計になっています。
このあとに鉄骨の建方があるので、建物の骨組みができ建物の形がわかってきます。
小澤
本日は、鉄骨工事 本締め現場監理を行いました。
写真はトルシア形高力ボルトの一次締行っているいる作業風景です。
一次締めは一次締め専用の工具を使用し、
高力ボルトを1本1本確実に締付を行っていきます。
マーキングが完了した後はいよいよ本締めです。
本締めは一次締めとは異なる本締め用の機械を使って行います。
マーキングのずれによりボルトがしっかりと締め付けられたことが確認できます。
もしラインが揃ったままだった場合は共回りといって、
ボルト自体が回ってしまい締付がされていないことになります。
また、トルシア形の特徴でもある規定の締付まで締め付けると、
ピンテールが破断しているのも一緒に確認します。
破断している⇒しっかりと締め付けられいることなので、
分かりやすくて良いと感じました。
ボルトの本数もしっかりと計算されて必要本数を使用しているわけですから、
もし1本閉ってない箇所があったりしたらと思うとぞっとします。
品質の良い建物を残す為にも、ボルト1本1本責任もって確認することの重要さを
知ることが出来ました。
鈴木
実施設計の完了検査が終わりました。
この物件は、構造計算書の手順を外部の構造設計事務所の方々に教えてもらいながら、
初めて構造計算を行った物件です。
この物件には設計要領があり手順通り行えばよいのですが、
私にとって初めてのことばかりで、
構造計算書一式を作成するまでに時間がかかりました。
多くの方々に教えてもらい、確認申請・完了検査を通ることが出来ました。
関わっていただいた方々、誠にありがとうございました。
小澤
沼津市の現場に何回目かの試験杭の立ち合いに行ってきました。
これまでの掘削により、おおよそ15~20メートルの層に
石がゴロゴロあることが分かっています。
石に当たらないことを祈りながら掘削していきます。
その深さになるとオーガーが揺れるのを目視で把握でき、
石に当たっていることが見て分かりました。
しかし掘削機を微調整にしながら進めていき、
オーガーのずれは許容範囲内で収まり、
無事真っ直ぐに掘削することが出来ました。
オーガーをあげてみると刃に石が挟まっていました。
オーガーが曲がらなくて良かったです。
杭も高止まりや偏心することなく入りました。
先月にから始まった試験杭はようやく終わることが出来ました。
現場の皆さんお疲れ様でした。
小澤
試験杭の立ち合いで現場に行ってきました。
2本の試験杭を行う予定でしたが、
掘削の段階で石にぶつり、孔のずれがひどくなってしまいました。
計4回の掘削を行ったのですが、
機械が石に当たり、杭の高止まりや掘削孔の偏心が大きくなってしまいました。
結果、杭が打てず工事を進めることが出来なくなりました。
工事を進めるためには
地中で邪魔をしている障害物の撤去を行わないといけないのですが、
この作業だけで半年以上かかってしまいます。
他の場所が打てるかどうか白黒つけるのも
地盤を荒らしてしまうので難しいとのことでした。
上司も長年やってきてはじめてのことだそうです。
何十メートルも下の地中のことなので、
何が埋まっているのか掘ってみないと分からない。
地盤を推測することの難しさを知りました。
小澤武蔵