金丸建築設計事務所

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2024.04.10

台湾視察旅行 3日目

3日目、台湾視察旅行の最終日です。

昨日の豪雨は止み、少し青空が見えました。台湾に来たのは初めてでしたが、建築物はどれも大胆で圧倒されるものばかりでした。また、料理もおいしくとても楽しめました。

それでは、3日目の建築物をご紹介します。

■台湾大学社会科学部棟
台湾大学社会科学部棟の図書館は、伊東豊雄さんの設計です。スラブの隙間から柔らかに落ちる光が、まるで森にいるような感覚でした。フランクロイドライト設計のジョンソン・ワックスビルに似た印象です。構造は、鉄筋コンクリート造です。スラブ同士が接している部分に梁が来ていると思われます。スラブの断面は、かなりの厚さがありました。

弧を描く本棚は視線が抜けず、つい誘われるような感覚になりました。入口近くの本棚は低くなっており、空間がより開放的に感じました。エアコンは白色の筒型になっており、柱と同化したデザインになっていました。建築物に合わせ設備もデザインされており、全体的に一体感がありました。


■台北松山空港
オレンジの屋根が印象的な空港でした。台北駅のようなコンクリートの重厚感のある建築物でした。走路側は、軍用空港と兼ねていることから撮影はできませんでしたが、台北101が見えました。

 

 

台湾では日本の建築家が多く活躍されており、今回の旅行でも伊東豊雄さんの建築物が目立ちました。自分の出身国に縛られず、国外に赴き建築物をつくるという事例が多くなっていると感じます。日本だけではない風土や建築に対する考え方を、吸収していきたいと思いました。

國司

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