金丸建築設計事務所

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2024.04.09

台湾視察旅行 2日目

まず最初にこの研修旅行の一番の目的は、歴史的建造物や有名建築家などが設計した素晴らしい建築物を視察し、日々の設計業務や何か行き詰まった時のアイディアに繋げる為の研修です。

では2日目に視察した建築物の紹介をさせていただきます。

■台北国家歌劇院
日本建築家 伊東豊雄氏の設計。
台湾には伊東豊雄氏の設計した最新の現代建築が数多く感じられました。
盃の形をしたコンクリートとガラスの壁面が交互に現れるインパクトある外観は『新しい世界9大ランドマーク』のひとつとして称えられています。あまりにも大胆なデザインと過去に例のない施工法のため『世界で最も建築がむずかしい建物』と言われ、何度も工期が延期されたといういわくがあります。建築物の前には大きな噴水や芝生があり、人々の憩いの場となっています。

■宮原眼科
中国の最高国家行政機関国務院の任命で開業した、日本人医師宮原武熊の眼科。
現在はスイーツやお土産を販売するショップとレストランとして使用されています。1999年の大地震や2008年の台風で大きな損傷を受けた建築物。そのためレンガや木材のフレームといった元の素材を鉄骨で補強し、耐震性を上げているとのことです。


■台北駅地区再開発計画
地下3階のプラットフォームから地上10m近くまでの巨大なボイドスペースを設けており、自然光が射し込む空間を緩やかに上り、周辺の台北市街が徐々に見えてくるドラマチックな空間体験を可能にしています。さらに地下空間の閉塞感を緩和するために、『雲』をイメージした柔らかく光る天井のデザインなどで、大空間を明るいものにしています。

 

 

 


■富富話合
台北市内の繁華街にある高級集合住宅街です。
建築物の特徴は、住居ごとに設けられた屋根付きのバルコニー。
台湾は夏の日差しがきついため、テラスにはそれを和らげる屋根が付けられました。
あいにくの雨で見えにくいですが、写真左側の建築物が富富話合です。

 

 

 
■台北101展望台
「台北101」は台北市信義区にある高さ約508m、地上101階の超高層ビルです。
2004年に完成したときは『世界で一番高い建物』の記録を更新し世界中で話題になりました。
写真の球体は風などによる揺れを抑える目的で設置された『チューンドマスダンパー(TMD)』と呼ばれるものです。振動に応じて揺れることで風の影響を最大40%軽減できるとのこと。

今回の研修旅行は本当に沢山の建築物に触れる事ができて楽しかったです。
この経験を活かして設計や建築物で人々に感動を与えられる様にこれからもより一層精進していこうと思いました。

鈴木

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